足首の痛み違和感についての相談はたまにあります。
過去の捻挫の影響が出ていたり、周辺の筋肉が影響していたりもします。
足首の症状を放っておくと腰痛や肩の症状に繋がってしまうこともあるため放置するのはよくありません。
今回はそんな足首についてのお話です。
「足首がグキってなる」その原因と対策
足首が不安定になっていると捻挫が癖になってしまうことがあります。
今回は「歩いている時や階段を降りるときに足首をグキッと捻ってしまう」ということについてご紹介します。
原因
相談される方の多くが、足首を触らせていただくと極端に緩いんです。(足首が柔らかすぎる)
聞くと若い頃からスポーツなどで何度も捻挫を繰り返していた方が多く、捻挫によって関節を安定させるはずの靭帯が機能しなくなっていることが考えられます。
また、先天的に足首が緩い方もいらっしゃいます。
どちらもこの状態だと足が不安定で捻りやすくなります。
対策
ここで足首の安定性における大切なポイントをご紹介します。
本能的に理解している人もいるかと思いますが、足首はつま先を上げると安定するんです。
足首はつま先が下を向いていると不安定で、
つま先が上を向いてると安定する構造をしているんです。
つまり歩く時につま先から地面に着くと足首は非常に不安定で捻りやすく、踵(かかと)から地面に着た方が安定します。
なのでいつもよりも少しだけで良いので踵から着くことを意識してみると足首が安定しやすくなります。
若い女性の方などでたまに足首グラングランの状態で、しかもつま先を内に向けて地面につけて歩いている方がいますが、たぶん本人も捻挫しやすいと自覚しているんじゃないでしょうか。
そのような方も少しだけつま先を上に向けることを意識することで捻挫するのを予防することができます。
また、階段を降りるときはどうしてもつま先から着きますよね?
なので降りるときに痛める方も多いですが、降りるときもいつもより少しだけつま先を上げて足首を安定させることを意識してみてください。
ほんの少しだけでも意識しているとグキッとなるのを予防することができます。
スポーツ時に捻りやすいという場合はそれだけでは足りないので、テーピングで固定したり、サポーターを使うなどして対策してください。
また、足首が歪んでいることもよくあります。
歪みを調整することで改善することもあります。
調整は、整体院等にご相談ください。
まとめ
足首はつま先を下に向けると不安定になり、つま先を上げると安定します。
いつもより踵から着くように意識することでグキっとなるのを防ぐことができます。
スポーツ時に捻る、足首の歪み等の個々の対応が必要な場合はお気軽にご相談ください。