筋肉痛と肉離れって何が違うかご存知ですか?
筋肉痛はほとんどの方が経験したことあると思いますが、肉離れはなかなかないんじゃないかと思います。
今回はその違いについて簡単に説明させていただきます。
筋肉痛と肉離れの違いについて
どういう状態?
筋肉痛
運動や筋トレによって筋肉に普段より負荷がかかることによって、
- 筋肉の繊維が傷つく説
- 筋膜(筋肉を覆う膜)同士の癒着説
- 乳酸等の老廃物による刺激説
などによって筋肉に痛みがでてしまいます。
(上記のような説がありますが、正確にはまだはっきりわかってないらしいです)
簡単に言うと、筋肉が傷が見えないくらいほんの少しダメージを負った状態です。
筋トレや久々に運動した後に表れる痛みは、基本的に筋肉痛と考えていいと思います。
肉離れ
瞬発的な動きによる急激な負荷に筋肉が耐えられず、
- 筋肉に傷が付く
- 筋肉が断裂する
こうなることが肉離れです。
ふくらはぎや太ももの筋肉が肉離れになる方が多いです。
ちょっと筋肉に傷が付くものから完全に断裂するものまであります。
筋肉の柔軟性の低下、太ももの前後やふくらはぎの内外などの筋力のバランスが崩れると起こしやすくなります。
痛み方の違い
筋肉痛
数時間後から2〜3日後に痛みが出ます。
ちょっと張りを感じるくらいの場合や、動かすと痛いという場合があります。
基本的に体を動かしているうちに痛みを感じなくなることがほとんどです。
肉離れ
肉離れは急性症状です。
肉離れになった瞬間から痛みが出ることがほとんどです。
炎症があり何もしてなくても痛い場合もあるし、運動したら痛みがひどくなることもあります。
損傷の程度によっては動けなくて手術となることもあります。
どれぐらいで治る?
筋肉痛
基本的に放っておいても数日で痛みはなくなります。
ウォーミングアップ、クールダウンをしっかり行うことで痛みを最小限に抑えることができます。
肉離れ
筋肉が傷ついた程度によります。
軽度であれば放置しても数日。重症の場合は治療しても数ヶ月、1年以上かかることもあります。
しっかり治療しないと痛みはなくなっても筋肉は元どおりには戻らず、再発を繰り返すリスクが高くなります。
僕の見解
難しく考えないで、筋肉痛のひどいものが肉離れだと思っていいと思います。
肉離れを放置して何年も過ごしたという方は触ればすぐにわかります。
また、しっかり治療したという方も、これホントに治療したの?っと思うことはよくあります。
放置していた、ちゃんとよくなったか心配な場合はしっかりとした専門家に診てもらうことをおススメします。
スポーツやってる方で脚の筋肉に硬い部分があるのは危険ですよ。
特にふくらはぎの内側の硬さは、硬いのが正常だと思ってる方が多いですが、ちゃんと柔らかくなりますからね!
ちなみに
「筋肉痛が出るのが遅くなったから、歳をとったなぁ」なんて言ったことあるかもしれないですが、実は歳はそこまで関係なかったりします。
若い頃に比べ激しい運動をしないので負荷自体が弱いのが影響してます。
若い頃と同じ負荷の運動をしたらすぐに筋肉痛がでますよ。
あと、筋肉の症状についてもう少し補足
筋肉の疲労
長時間の負荷による筋肉の疲労による痛み。
老廃物の蓄積が主な原因。
疲労が続くと肉離れや骨膜の炎症が起きやすくなります。
こむら返り
筋肉の痙攣です。
水分、栄養、ストレス、冷え、内臓疲労などが原因と言われています。
まとめ
筋肉痛の原因はまだ正確にはわかっていないらしいです。たぶん。
肉離れは程度により症状、治療期間が大きく異なります。
しっかり身体のケアをすることで筋肉痛の痛みを減らすことができるし、肉離れになってしまうことを予防することができます。
肉離れは再発を繰り返しやすいためしっかり治しておきましょう!