患者さんから質問をいただきました。
患者さんに質問をいただくと、僕の説明不足を痛感させられます。
今回は患者さんが施術中にふと言った
「関節が硬いのと筋肉が硬いのは違うの?」
ということについて解説します。
「関節が硬いのと筋肉が硬いのは違うの?」
「関節が硬くて動きが悪い」、「筋肉が硬くて関節の動きが悪い」という二種類の説明をする場合があります。
この違いについて説明します。
例えば患者さんの膝の動きが悪いときに、僕は
「膝の関節が硬いですね。だから動きが悪いんですよ」
と言う場合と、
「筋肉が硬いですね。だから膝の動きが悪いんですよ」
という場合があります。
ですが、もしかしたら意味が伝わってなかったかもしれないですね。
ちょっと説明の仕方が悪かったと反省してます。
関節が硬いのと筋肉が硬いのは違います。
関節が硬くて動きが悪い
この場合は筋肉は関係なく関節自体が硬いということです。
膝でいうと三つの骨が係わりますが、骨同士の動きが悪くなっている場合です。
細かく言うと関節を覆っている関節包や靭帯などが硬くなってしまい、骨同士がスムーズに動いてくれない状態です。
膝の関節自体が硬くなり、膝の動きが悪くなるということです。
筋肉が硬くて動きが悪い
この場合は筋肉の硬さが影響して関節の動きが悪くなるということです。
例えば太ももの前の筋肉は膝を伸ばす筋肉ですが、
この筋肉が硬くなることで膝が曲がりにくくなります。
このように関節自体は問題ないけど筋肉が影響して動きが悪くなっているということです。
太ももの筋肉が硬くなり、膝の動きが悪くなるということです。
こんな違いがあります。
ではそれぞれの改善方法をご紹介します。
改善方法
「関節が硬く動きが悪い」場合と「筋肉が硬く動きが悪い」場合では改善方法も違います。
関節が硬く動きが悪い
この場合は関節の骨同士の動きを滑らかになるような施術をすることで関節の動きをスムーズにします。
これはなかなか自分でやるのは難しいかもしれないですが、ヨガなどの体を大きく動かすような運動は関節の柔軟性を高めるのにとても効果的です。
筋肉が硬く動きが悪い
この場合は硬くなっている筋肉を緩めるような施術をすることで関節の動きをスムーズにします。
自分でやる場合は、ストレッチをおすすめします。
こちらで全身のストレッチをご紹介していますので是非やってみてください↓
関節自体が硬い場合も筋肉が硬い場合も、それらを改善することで関節の動きがスムーズになり、感じていた痛みの改善につながります。
まとめ
関節の動きが悪いといっても「関節自体が硬い場合」と「周りの筋肉が硬い場合」があるということでした。
今回は膝を例に挙げましたが、どこの関節でも同じです。
そして硬いのが関節自体か、筋肉かによってアプローチの仕方を変えていきます。
僕は説明が下手なので、わからないことがあったら遠慮なく聞いてください。