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胃の働き、ストレスとの関係について解説します!

胃が痛い、キリキリするという相談が非常に多いです。

胃は食生活の影響を受けるし、ストレスとも深くに関係します。

今回はそんな胃についてお話しさせていただきます。

 

胃の働き、ストレスとの関係について解説します!

口から入った食べ物は、口、食道を通って胃にとどまります。

胃では胃酸や消化酵素により柔らかくし、少しでつ小腸に送られます。

 

小腸では消化し、体に取り込みます(吸収)。

大腸ではほぼ消化が終わっている便に近い状態の食塊から主に水分を吸収し、残りは便として出されます。

 

胃から出る胃液には胃酸、消化酵素、粘液などが含まれ様々な役割があります。

 

胃の役割

殺菌

胃酸は強い酸性で、主に食べ物とともに取り込まれた微生物を殺菌する作用があります。

嚥下障害により食べ物が食道ではなく肺に入ってしまい、食べ物の細菌により誤嚥性肺炎を起こしてしまうことがあります。

そんな細菌を胃では殺菌してくれています。

 

消化・吸収

胃も少し関係しますが、胃を切除しても消化吸収にはほとんど問題ないと言われています。

胃では他の栄養素は吸収しませんが、アルコールだけは吸収します。

 

貯蔵

胃に入った食べ物は胃にたまり、少しずつ次の小腸に送られます。

糖質は比較的早く小腸に送られ、油こい脂質は胃に残りやすくなります。

 

胃の切除などで胃に食べ物を貯蔵できなくなると、すぐに腸に送られることになります。

胃で貯蔵できないと、小腸に急に食べ物が入るので急いで対処しなければならず、ホルモンバランスが崩れ、水分を腸に集めなければならないことにより低血圧になり、さらに血糖値の急激な変化がおこり、ダルさ、冷や汗、めまい、腹痛、下痢、嘔吐など様々な症状が起こりやすくなってしまいます。

 

その他胃に関係すること

ピロリ菌

ピロリ菌は聞いたことはあると思います。

胃に生息して胃に悪さをする細菌です。

40歳以上では過半数が感染しているらしいです。

 

ピロリ菌は強力な胃酸の中で、自分自身の酵素により胃酸を中和して自分を守っている厄介な菌です。

慢性胃炎、胃潰瘍、胃がんなどに大きくかかわるため、胃が弱いと感じる方はぜひ検査してもらってください。

除菌処置はとても効果的らしいです。

 

ストレスとの関係

「ストレスで胃が痛い」なんて言葉聞いたことあるかもしれませんが、胃はストレスにとても敏感と言われています。

胃液の中には粘液があり、それにより強い酸性の胃酸により胃自身が傷つかないように守ってくれています。

通常であれば胃酸と粘液はうまくバランスを保ってますが、慢性のストレスは胃酸分泌を促し、胃を傷つけてしまいます。

 

胃がキリキリする方はストレスの影響かもしれません。

 

まとめ

胃には殺菌、消化吸収、貯蔵などの働きがあります。

また、ピロリ菌やストレスなどの影響を受けることがあります。

慢性的に胃に痛み、違和感がある方はそれらの影響を受けている可能性があるため、気になる方は専門機関で診てもらった方が良いですよ!