太ももの筋肉に違和感がでる原因と、それがきっかけで引き起こす症状についてご紹介します。
今回は太ももの裏の筋肉について!この筋肉は別名ハムストリングと言います。
あなたの腰痛や背中の疲労などの原因はもしかしたらこの筋肉が原因の可能性があります。
ぜひチェックしてください!
太ももの筋肉「ハムストリング」が引き起こす症状と予防策をご紹介します!
筋肉の働き
まず太ももの裏の筋肉の役割から解説します。
この筋肉は
- 脚を後ろに上げる働き
- 膝を曲げる働き
このようなような働きがあります。
↑脚を後ろに上げる
↑膝を曲げる
脚を後ろに上げたり、膝を曲げたりする動きは日常でよく行う動作のため重要な筋肉です。
筋肉の特徴
この筋肉には下記のような特徴があります。
- 骨盤に作用する
- 柔軟性の低下を強く感じる
特徴としていろいろありますが、上記2つを説明します。
骨盤に作用する
この筋肉は骨盤に作用するという特徴があります。
この筋肉が硬くなると骨盤が後ろに傾きやすくなります。
骨盤が後ろに傾き、腰が丸まり、背中が丸まり猫背になりやすくなります。
するとそれらが原因で腰や背中の痛みや疲労に繋がってしまう可能性があります。
このように骨盤にも深く関係する筋肉なんです。
柔軟性の低下を強く感じる
また、太もも裏の筋肉が硬くなると体の柔軟性が低下したことを最も感じる筋肉の一つです。
柔軟性の検査と言えば前屈です。
前屈ではこの筋肉の柔軟性が強く影響し、ここが硬いと前屈も硬くなります。
また、床に落ちたものを拾う、脚を高く上げるという動作で体が硬くなっているのを自覚する方も多いと思いますが、それは太もも裏の筋肉の柔軟性の低下が大きく影響しているんです。
このように日常の些細な動作で柔軟性の低下を感じる場合、この筋肉が硬くなり柔軟性が低下したことが原因となっている可能性が高いです。
しっかりケアしよう!ストレッチ方法をご紹介します
なにかと大事な筋肉というのがわかっていただけたかと思います。
この筋肉が硬くなる、柔軟性が無くなるとさまざまなことに影響します。
なのでしっかりケアをする必要があります。
今回は太もも裏の筋肉のストレッチ方法をご紹介します。
ストレッチ方法
ポイント!
- 伸びているのを感じながら15秒くらい伸ばします
- 痛くない程度、しっかり伸びているのを感じる程度で
座位で
前屈です。お腹を太ももに近づけるイメージで。
片脚ずつの方が効きます!
ダメな例
腰を丸めないで!手を遠くに伸ばそうとすると腰が丸まりやすく、肝心なところが伸びにくくなります。
手を遠くに伸ばすことよりも太もも裏がしっかり伸びていることが重要です。
立位で
椅子や台などに片脚を乗せて、前屈のように上体を前に軽く倒します。
外側を伸ばす
足を外側に捻ることで太もも裏の外側の筋肉により効かすことができます。
内側を伸ばす
足を内側に捻ることで太もも裏の内側の筋肉により効かすことができます。
もっと外側を伸ばす
こんな感じでやると太もものさらに外側の筋肉に効かすことができます。
もっと内側を伸ばす
脚を真横に開くと太もものさらに内側の筋肉に効かすことができます。(太もも裏というより内転筋に効きますが)
この中で立位か座位のどちらかやりやすいのをぜひやってみてください!
まとめ
太もも裏の筋肉は
- 脚を後ろに上げる働き
- 膝を曲げる働き
上記のような働きがあり、
- 骨盤を後ろに倒す
- 柔軟性の低下を強く感じる
という特徴があります。
この筋肉が原因で腰痛や猫背などを引き起こす恐れがあるため、ハリや痛み、違和感を感じる場合はしっかりケアをしましょう!
ストレッチは継続的にやらないと効果はないので頑張って続けましょう!