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前屈、後屈検査は見るとこたくさん!手が床に付くかなんてどうでもいい?!

いきなりですが、前屈したことありますか?

治療院の検査でしたことがある方もいるでしょうし、学校の運動検査でもやったと思います。

久しぶりにやってみると硬くなったのを実感しますよね。

 

僕もたまにですが患者さんにやってもらうことがあります。

しかし、「指が床につくか」「手のひらが床につくか」なんてあまり重要じゃなく、見るところは他にあります。

また、後屈も人それぞれ個性が出て症状を判断するヒントになることが多々あります。

 

今回はそんな前屈、後屈の見るところや、そこから考えられる症状について解説します。ぜひ一度、前屈後屈してみてください!

 

 

前屈、後屈検査は見るとこたくさん!手が床に付くかなんてどうでもいい?!

前屈と後屈の検査についてご紹介します。

共通して診るのはこれらです。

  • どこが痛いか
  • 動きがスムーズか
  • 柔軟性はあるか

どこが痛いか

前屈、後屈時に腰が痛いのか、脚が痛いのか、どこがどのような痛みなのかを確認します。

 

動きがスムーズか

どこかに痛みがある場合、すごくぎこちない動きをします。

痛くない方、柔らかい方は自信満々で動きます。

 

柔軟性はあるか

  • 関節
  • 筋肉
  • 肩甲骨

関節の柔軟性

股関節や骨盤の関節、腰から首までの背骨の柔軟性がないと十分な前屈、後屈はできません。

 

筋肉の柔軟性

スムーズにおこなうには筋肉の柔軟性も大切です。

特に太ももの筋肉やお腹の筋肉の柔軟性が重要です。

 

肩甲骨の柔軟性

肩甲骨の柔軟性も前後屈に影響しています。

肩甲骨は全身に影響する!

 

 

前屈検査で見るところ

前屈検査の際に診るのはこれらです。

高さの違い

前屈した時の骨盤や背中、肩甲骨の高さの違いを見ます。

これで身体の歪みや普段の動作の癖などがでます。

 

どこが硬いのか

画像の腰痛患者さんの場合、腰椎(腰の部分)が全然丸まってないのがわかると思います。

が硬いのか、が硬いのか、筋肉が硬いのか、関節が固いのかなど、どこがどのように硬いかによって全然違う前屈になります。

 

その他

患者さんの表情も参考になりますし、肩甲骨の動きなんかも見ます。

どのような症状かによって見るところが変わってきます。

 

前屈は「手が床につくか」や、固いか柔らかいかだけでなく、その人の個性がすごく表れる検査です。

ぜひ久しぶりに前屈してみてください。

自分が思ってる前屈ができているでしょうか?

 

 

後屈検査で見るところ

普段あまりやる機会がないと思いますが、固い人と柔らかい人では極端に差が出ます。

自分が思っているような後屈はできますか?

 

理想

理想は痛みもなく、弧を描くような後屈です。

↑これはちょっとできすぎですが。

 

背骨が曲がらない場合

  • お腹が固い
  • 脚の筋肉が固い
  • 背骨が固い

そのような方は背骨が真っ直ぐで弧を描かない後屈をします。

 

とにかく痛い・・・という場合

  • 固くて全然できない
  • 痛くて全然できない
  • 手で腰を支えないとこわい

早く改善した方が良い後屈パターンです。

そのような方は腰を手で支えて後屈する傾向があります。

 

腰は平気だけど・・・という場合

  • 首が痛い
  • 胸椎が固い
  • 肩甲骨が固い

そんな方は顔は前を向いたままで腰だけ反るようなパターンになりやすいです。

 

 

後屈はかなり個性がでます。

上記に当てはまらないパターンの方も多いと思います。

あまりに固すぎる方、痛い方は注意してくださいね!

 

まとめ

あなたの前屈、後屈はどんな感じですか?

自分ではわからないと思うので、誰かに見てもらってください。

 

前屈の検査というと「手が床に付くか」ということばかり意識しがちですが、実はそんなことより大事なことがあるんです。

後屈に限っては本当に本当に苦手な方が多く、個性がよくでます。

固さ、痛みがある場合は思わぬケガ、痛みを招く恐れがあるため日々身体のケアをしておきましょう!