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【オスグッド病】成長痛は予防も改善もできます【シーバー病】

僕は子供の頃からスポーツをやっています。

小学生の頃はサッカー、野球、陸上と毎日のように運動していました。

楽しくて楽しくて、当時の僕にとっては運動が全てでした。

 

しかしある日を境に運動がツラくてツラくて、苦痛になりました。

それは、成長痛が原因でした。

お子様に同じような経験をさせないようぜひ見ていただきたいです。

 

【オスグッド病】成長痛は予防も改善もできます【シーバー病】

大好きな運動が苦痛に変わった日、それは小5の夏休みでした。

サッカーの合宿で試合形式の練習をしているとき、右膝が痛くなり右脚に力が入らなくなり、引きずりながら練習しました。

次の日、無理をして練習していたら左膝も痛くなってしまいました。

 

合宿から帰ってきてからも痛かったですが、病院の先生の指示で「痛くなったら休む」という感じでだましだまし運動を続けていました。

すると次は踵(かかと)が痛くなりました。

その頃にはあんなに大好きだった体育の授業も楽しめなくなりました。

 

中学生になりサッカー部に入ります。

膝や踵の痛みは多少減りましたが、今度は股関節やスネ、腰が痛くなりました。

しかし休むという選択肢はなく、痛みを我慢しながら続けてただただ苦痛な3年間でした。

 

小5の夏から中学卒業までは「どこか痛いのが当たり前」という状態で過ごしてきました。

この時の成長痛についてご紹介します。

 

骨がまだ弱い時期に起こる症状

小学生、中学生の骨がまだ弱い時期に運動することにより起こる症状があります。

 

筋肉は主に骨から骨に関節をまたいでくっ付いています

筋肉が収縮して骨を引っ張ることで関節が動きます

激しい運動をすれば筋肉はそれだけ強く骨を引っ張ります

まだ弱い子供の骨は、その強い力に耐えられなくなります

すると骨が微妙に剥がれたり、骨に炎症が起きます

そして痛くなります

これが成長痛の一つのパターンです。

 

僕もこうして痛くなりました。

僕が痛くなったのはその代表的な症状です。

 

オスグッド シュラッター病

僕の膝が痛くなった原因です。

膝の少し下の骨の部分が痛くなります。

 

これは太ももの前側の筋肉がくっ付いている場所が痛くなります。

骨が弱い時期に激しい運動をし、太ももの前側の筋肉をたくさん使うことで骨に負担がかかり炎症が起こります。

一度の強い力で痛めるのではなく、毎日の繰り返しの負荷で痛くなります。

 

シーバー病

僕の踵が痛くなった原因です。

踵の一部、または全体が痛くなります。

 

これはふくらはぎの筋肉がくっ付いてる場所が痛くなります。

 

また、足裏の筋肉や床からの衝撃も加わるところです。

骨が弱い時期に激しい運動をし、床からの衝撃が加わることやふくらはぎの筋肉をたくさん使うことで骨に負担がかかり炎症が起こります。

これも一度の強い力で痛めるのではなく、毎日の繰り返しの負荷で痛くなります。

 

 

周りの大人の理解が大切

僕が痛めたとき、これら成長痛に詳しい大人は周りにいませんでした。

整形外科にも二件ほど行きましたが、湿布を貼って「痛くなったら休む」程度のアドバイスをもらうだけでした。

 

休んでも痛みは治らないので、気づいたら

  • 我慢するしかない
  • 痛いのが当たり前

そんな風に思うようになりました。

 

今思えばそれがのちに中学時代の股関節や腰の痛みに繋がっていたと考えられます。

小学生のときの痛みを防げていたら、その後は痛みなく楽しく運動ができていたのではないかと思います。

周りに知識、理解のある大人の存在があるのとないのとでは大きく違ってきます。

 

成長痛は防げる!

当時の周りの大人は「成長痛は仕方がない痛み」と誤解していましたが、しっかりケアをすれば予防することができます。

また、痛めた場合も適切な処置で痛みなく運動できるようになります。

 

成長痛は筋肉が骨を引っ張ることが主な原因です。

筋肉の柔軟性の低下や疲労の蓄積がある状態で、繰り返しの負荷が加わると発症してしまいます。

なのでそれらの対応をしっかり行いましょう。

 

対応としては

  • ストレッチに時間をかける
  • 生活習慣を見直す

この2つを試してみてください。

 

ストレッチに時間をかける

筋肉の柔軟性が低下すると、運動の際に骨にかかる負担も強くなります。

運動前後のストレッチの質を高めることが大切です。

 

原因の筋肉だけでなく、全身の筋肉の柔軟性を意識するとより効果的です。

ストレッチはこちらをご参考ください↓

症状の改善、予防のためのストレッチをご紹介します!

 

生活習慣を見直す

食事、入浴、睡眠などの生活習慣を見直す必要もあります。

子供にとって「成長する」ということも大切ですが、「疲労を回復する」ということも念頭に置いて生活習慣を見直してみてください。

 

痛めてしまったら...

痛めてしまった場合も、適切に処置すれば痛みを抑えることができます。

痛いからとがむしゃらにストレッチをする、痛いから筋トレするなどはもってのほかです。

スポーツ障害についてしっかり情報発信している近くの専門機関を受診ください。

 

 

楽しく運動しよう!

成長痛は、骨が強くなる18歳前後で痛み自体は無くなることがほとんどです。

骨が剥がれた場合はそのままの状態で固まります。

出っ張ってますが、もう痛みはありません。

 

18歳前後で痛みは無くなりますが、大事な成長期に痛みを我慢しながら運動することはとてもツライし、パフォーマンスを考えると非常にもったいないですよね。

痛みが無ければもっともっと上手くなったかもしれません。

お子様がいる方や、子供に運動を指導する立場の方はぜひ成長痛の理解を深めてほしいと思います。

 

ちなみに

僕は中学時代は体がボロボロでしたが、高校に入り格闘技に目覚め、そこで自分の体を見つめ直し、今では絶好調です!