僕のサロンで1、2を争うくらい多い症状が膝の痛みです。
20代でも痛む方はいますが、40代以上の方が圧倒的です。
40代から多い理由にお尻の筋肉の筋力低下があります。
今回はお尻の筋肉が衰えてしまったことによる影響と、その予防方法をご紹介します。
お尻を鍛えよう!筋力低下で膝が痛くなるかもしれません!
お尻の筋肉は体を支える筋肉です。
「スポーツ選手は良いケツしてる」なんて聞いたことあるかもしれませんが、それだけ重要なんです。
スポーツ選手のようにしっかり意識していれば発達しますが、意識しないと衰えていってしまいます。
お尻の筋肉が衰えてしまうと・・・
歩行時の影響
歩行時には、一時的に片足立ちの状態になります。
その際、体を支えるのにお尻の筋肉は重要です。
もしお尻の筋肉がうまく作用しないと…
↓
お尻の筋肉がうまく作用しないと膝に負担がかかりやすくなってしまうんです。
段差を上る際の影響
段差を上る際、お尻の筋肉と太ももの筋肉が頑張ります。
もしお尻の筋肉が作用しないと…
太ももの筋肉に負担が増え、結果的に膝への負担も増してしまい膝を痛めてしまうリスクが高まります。
ということでお尻の筋肉が作用しないと膝に負担がかかりやすくなるというのがわかってもらえたかと思います。
それだけ重要なんです!
予防としてお尻の筋肉を動かす練習や筋力トレーニングがあります。
お尻を鍛えよう!
お尻を鍛えるといっても筋力をつけるのか、筋肉を働きやすくするのかなど色々ややこしい話はありますが、今回は割愛します。
単純に紹介するエクササイズをちょっとやっていただければしっかり効果は出るのでやってみてください!
エクササイズ①
いわゆるスクワットです。
ポイントは腰を丸めないこと、お尻を後ろに突き出すこと。
膝は深く曲げなくて大丈夫です。お尻を後ろに突き出すことをしっかり意識してください。
これを毎日10回、できる方は3セットくらいやってみてください。
エクササイズ②
片足立ちです。
結構個人差があるんで、バランスを崩しやすい人は手で支えながらでも大丈夫です。
少しずつ手を離す時間を増やしていきましょう。
昨日よりも今日、今日より明日はもっと長時間できるように挑戦してみてください。
エクササイズ③
脚を横に上げていきます。
できる人は支えなしで、さらに上げたまま数秒間キープしてみてください。
意識する点として
肩の高さや体幹など、体が倒れないようまっすぐになるように意識してください。
また、上げる脚は真横より少し後ろに上げるとより効果的です。
横に上げて、数秒間キープして元に戻す。
これをできれば毎日左右5回ずつやってみてください。
できる方はもっとたくさんやってみてください。
エクササイズ④
仰向けで、お尻を持ち上げます。
↓
余裕がある人は上げた時に数秒間キープしてみてください。
お尻を上げて、数秒間キープして元に戻す。
これをできれば毎日5~10回程度やってみてください。
できるときにちょっとやってみてください
お尻の筋肉の筋力低下が思わね痛みを招いてしまうことがあります。
予防するために今回ご紹介したエクササイズを試してみてください。
1日に何十回もやる必要はありません。
1日の中でできるとき、何かのついで、気が向いたときなどに数回ずつでもいいのでやってみてください。
やれば変わりますよ!
筋力がなくなってどこかが痛くなって初めて自覚する人が圧倒的に多いですが、今からやっておけば痛い思いをしなくてすむかもしれませんよ。
また、人によって筋力は違いますし鍛えた方がいい筋肉や効率的な鍛え方などは違ってきます。
早急に改善したい人は最寄りの専門家に相談してみてください。