お尻にハリや違和感がでる原因と、それがきっかけで引き起こす症状についてご紹介します。
あなたの腰痛や膝や股関節の痛みなどの原因はもしかしたらこの筋肉が原因の可能性があります。
また、お尻の筋肉の奥に坐骨神経が通っており、坐骨神経痛の原因となることもあります。
ぜひチェックしてください!
お尻の筋肉が引き起こす症状と予防策についてご紹介します!
筋肉の働き
まずお尻の筋肉の役割から解説します。
お尻と言ってもたくさんの種類の筋肉があり、役割もたくさんありますが主なものをご紹介します。
この筋肉は
- 脚を後ろに上げる働き
- 脚を横に上げる働き
このようなような働きがあります。
歩く時に脚を後ろに蹴りだす時にも働くし、椅子から立ち上がる際や階段を上る時に特に頑張ってくれています。
また、体のバランスを保つ働きもあります。
お尻の筋肉が頑張るから片足立ちをキープできるんです。
筋肉の特徴
この筋肉には下記のような特徴があります。
- 骨盤のバランスに大きく関係する
- 膝の痛みと関係する
- 坐骨神経痛と関係する
特徴としていろいろありますが、上記3つを説明します。
骨盤のバランスに大きく関係する
お尻の筋肉は骨盤に作用するという特徴があります。
この筋肉が硬くなると骨盤が後ろに傾きやすくなります。
骨盤が後ろに傾き、腰が丸まり、背中が丸まり猫背になりやすくなります。
また、骨盤の左右の傾きにも関係します。
お尻の筋肉は骨盤のバランスを崩し、その影響で全身のバランス崩す要因となります。
そのためお尻の筋肉の異常は全身の様々な症状の原因となることがあります。
膝の痛みと関係する
お尻の筋肉は膝の痛みと大きく関係します。
お尻の筋肉が硬くなると股関節も硬くなります。
お尻が硬くなり股関節の柔軟性が減ると、その負担が膝に来るため膝を痛めてしまうことがあります。
膝が痛いという方はお尻の筋肉のケアをすると改善することが多くあります。
坐骨神経痛と関係する
お尻や脚に痛みやシビレがでるのが坐骨神経痛です。
坐骨神経は骨盤から始まりお尻の筋肉の奥を通って脚まで行きます。
お尻の筋肉に異常が起こると坐骨神経を刺激し坐骨神経痛を引き起こしてしまう可能性があります。
しっかりケアしよう!
全身の症状に関わる筋肉ということがわかっていただけたかと思います。
なのでしっかりケアをする必要があります。
今回はお尻の筋肉のストレッチ方法と簡単な体操をご紹介します。
ストレッチ方法
ポイント!
- 伸びているのを感じながら15秒くらい伸ばします
- 痛くない程度、しっかり伸びているのを感じる程度で
①
座って脚を4の字に組みます。
それだけでも効きますが、余裕があれば上体を前に倒していきます。
画像では右のお尻が伸びています。
よりお尻に効くように脚の組み方を工夫して試してみてください。
②
伸ばさない方は膝を立てます。
その膝付近に伸ばす方の脚の足首辺りを乗せます。
画像では右のお尻が伸びています。
これも、よりお尻に効く組み方や角度を工夫してみてください。
③
伸ばす方の脚は膝を立て、それを抱えるように持ちます。
画像では右のお尻が伸びています。
抱えた脚をお腹に近づけることでより効きます。
①②③のどれか一つでいいので、一日一回、毎日やってみてください。
股関節の体操
股関節を動かすことでお尻の筋肉のバランスが整いやすくなります。
仰向けの場合
仰向けになり画像のようなポーズをとり、それぞれ20秒~30秒くらいキープします。
うつぶせの場合
うつぶせになり画像のようなポーズをとり、それぞれ20秒~30秒くらいキープします。
仰向けでもうつ伏せでもどちらでも良いのでやってみてください。
できるだけ脱力して股関節に集中すると、少しずつジワジワと関節が動くのがわかるかと思います。
まとめ
お尻の筋肉は
- 脚を後ろに上げる働き
- 脚を横に上げる働き
上記のような働きがあり、
- 骨盤のバランスに大きく関係する
- 膝の痛みと関係する
- 坐骨神経痛と関係する
という特徴があります。
この筋肉は全身の様々な症状と関係するため、ハリや痛み、違和感を感じる場合はしっかりケアをしましょう!
ストレッチは継続的にやらないと効果はないので頑張って続けましょう!