立ってると痛い!座ると痛くない!なんで?

首、肩の痛みでご来院のお客様からの相談です。

首や肩を動かした際に痛みがあります。

特徴的だったのが、立って動かすと痛みがありましたが、座って同じように動かすと痛みが和らぎました。

 

実はこれには改善させるのにとても重要なヒントが隠されています。

今回は姿勢による痛みの変化について解説します。

 

 

「立ってると痛いのに、座ると痛くない」、なんで?

人の体には正しい肢位というのがあります。

それが解剖学的肢位です。

この解剖学的肢位の状態から外れることを「歪む」と表現したりします。

どこかに歪みがあると姿勢が崩れ、痛みや違和感が出やすくなります。

施術では歪んだ体を解剖学的肢位に戻すことが基本となります。

 

立位と座位での痛みの違い

立っているときと座っているときの大きな違いは、脚の影響を受けるかどうかです。

今回のお客様の場合、立ってると痛み、座ってると痛くないということなので、脚の影響を受けるかどうかが深く関与しているんです。

 

立位

立っているときは脚の影響を受けます。

 

お尻の筋肉や内転筋などの影響で骨盤が左右どちらかに傾きやすくなることがあります。

また太ももの前後の筋肉の影響で骨盤が前後に傾きやすくなることもあります。

このようにどこかの筋肉等の影響により歪みがあると脚のバランスが崩れます。

 

左右のバランス

 

前後のバランス

このようにどこかに歪みがあると脚のバランスが崩れ、体のバランスが崩れてしまいます。

それが首や肩など上半身に影響することがあるんです。

 

座位

座った姿勢だとお尻に体重がかかります。

脚は曲がって脱力しているので、上半身は脚からの影響を受けにくくなります。

 

今回の患者さんの場合、座っていると痛みが和らぐので上半身自体には特に問題はなく、立ったときの体のバランスが影響していると考えられます。

結果的に股関節を重点的に調整することで脚のバランスが整い、痛みや違和感を楽にすることができました。

 

姿勢の影響を受ける

立っていると脚や骨盤周辺の歪みの影響で体のバランスが崩れ、それが上半身にも影響を与えることがあります。

座ることで下半身からの影響を減らすことができます。

 

また、仰向けなどに寝てもらうことで体の重力のかかり方が変わり痛みの変化が表れることもあります。

試しに「首を回す」という動作を、立って、座って、寝てやってみてください。

動きやすさが微妙に違うはずです。

 

このように「どの姿勢でどのように痛むか」ということも体を診ていく上で大事なんです。

 

まとめ

体は全身つながっています。

どこに原因があるかわかりません。

そのために様々な姿勢で痛みの変化を確認することは非常に大事です。

 

首が痛いという場合でも、原因は首ではなく別のところにあるかもしれません!